東日本大震災から4ヶ月、私達なまずん事業部は、「自分達に何が出来るのだろう」と問い続け、ようやく生まれた一つの 企画を持って、初めて現地を訪れました。その企画とは「なまずん」の製造を現地に依頼し、雇用とコミュニティの創出に 貢献したいというものです。その話を現地の「石巻復興支援ネットワーク」の方とし、「一緒にやりましょう！」と手を 取り合った後、私達はあるキャラクターと出会いました。
そのキャラクターが「やっぺすちゃん」です。震災後、人も街もぎすぎすとした中、再び笑顔あふれる街にしようと立ち上がった石巻復興支援ネットワークの主婦の方 々が考案された、石巻復興シンボルキャラクターです。「やっぺす」とは石巻の方言で「一緒にやりましょう」という意味です。
私達は、なまずんの代わりに「やっぺすちゃん」のぬいぐるみを作ることに決め、関西に戻り早速サンプルを製作。本格的に商品化を進めると共に、協力して頂ける方々を募る日々が始まりました。そして10月に二度目の石巻訪問。石巻復興支援ネットワークの皆さんと、企画の具体的な説明や打ち合わせを行い実際に作ったサンプルを見て頂き、現地の方の夢と希望にあふれる笑顔をいただきました。
そして出来上がったのが、「命を守る知恵袋 やっぺすちゃん」です。リュック型ぬいぐるみに防災教育グッズがセットされ、現地の支援に貢献しながら、備えの大切さを学べる商品となっています。
